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【レポート】「ウィーンに咲いた古典派の巨匠達Vol.1」

2014年9月13日(土)岡山県立美術館ホールにおいて「ウィーンに咲いた古典派の巨匠達Vol.1」を開催しました。

これまでの当協会におけるコンサートが皆様に知られるところとなり、今回のコンサートに大勢の方がチケットを求めて下さいました。 しかし、会場の席数の関係で、ご希望に応えられなかったことがとても残念でした。

小ホールで何が出来るか追求し、機密性の高い県立美術館を最大限利用した演出を試みました。 ウィーンの街を往来する馬車の音、あちこちの教会でなる鐘の音、ベートーベンが散歩した森の中の鳥の声や川のせせらぎを客席からは見えない会場の四方で、会員達の手で作り出しました。森の中は本当にマイナスイオンが流れてくるほど真に迫っていました。 CDを使わず、色々道具を駆使して出来た音に聴衆は心癒されました。

プログラムは耳にする機会の少ないベートーベンの「ピアノと管楽のための五重奏曲」他、ピアノトリオ、ピアノソロ、オペラのアリア、二台のピアノによる演奏など、ヴァラエティーに富んだ内容で、皆、聞き入って下さいました。

わかりやすい解説を交えたコンサートは次第に盛り上がり、クライマックスまでの流れがとてもスムーズで、世界に一つの音楽舞台が出現しました。 このようなコンサートは他にないので、楽しく、素敵なコンサートと上々の評判でした。

2015年も新たな構想でコンサートを開催したいと思っています。 今後の活動に更なる飛躍をと考えていますので是非是非ご期待下さいませ!!


中山 敬子 記


ハイドン:ピアノトリオ ト長調 NO.39 Hob.XV/25

Pf.野中有子 Vn.田中郁也 Vc.佐藤陽一

モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ K.448より第2・3楽章

Pf.谷以知子(第Ⅰピアノ) 岡本直子(第Ⅱピアノ)

ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVⅡ/6 Op.83

Pf.貫井美愛

ベートーベン:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16

PF.芦田田鶴子 Ob.沼佳名子 CL.松本典子 Fg.西牧岳 Hr.奥村邦子

モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より

Sop.乙倉寧子 Sop.片山恵理 Pf.藤田早苗

モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397他

Pf.大石邦子

フィナーレ

上記出演者以外の出演者

[効果音]大山史子 古川優里 港奈都子 岡本都 畑山香 鴨井敦子

[脚本・演出]中山敬子



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