【レポート】ショパン没後170年記念コンサート~美しく、そして祖国のへの想いに溢れて~(2019年11月4日開催)

2019年11月4日(月・振休)岡山市立市民文化ホールにおいて「ショパン没後170年記念コンサート~美しく、そして祖国への想いに溢れて~」を開催しました。

 今年は多くのクラシックファンに愛されるショパンの没後170年。優雅でいて時に激しく、甘美で哀愁漂う彼の音楽ですが、実は愛国心と隣人愛溢れる情熱家であった彼の人となりや人生を音楽で辿りました。

 幕開けは真っ赤に映し出されたスクリーンを背に、祖国ポーランドへの愛国心が迸る「革命のエチュード」。続いて「英雄ポロネーズ」「別れの曲」「木枯のエチュード」「子犬のワルツ」「ノクターン」等ショパンの“定番曲”が聴衆を満足させた他、ナビゲーターに導かれ、ショパンの知られざるエピソードや滅多に演奏されないポーランド語の歌曲、チェロソナタ等も魅力的でした。

 恋愛や失恋が紡ぎだした曲等に触れ、ただ優しいだけでなく、激しく情熱的なショパンの内面に触れて一層の魅力を感じていただけたようでしたた。

 フィナーレは、39歳の短い生涯を終えた彼の葬儀で流れた、敬愛するモーツアルトの「レクイエム」。合唱団とエレクトーンの荘厳な響きに包まれ、まるで別世界にいるかのような雰囲気の中で幕が降りました。


 「音楽には全く縁のなかったご老人が、この演奏会を聴いて、『ショパン、ショパン』と得意げに話すようになった」等と、うれしい報告もありました。ショパンの魅力を十分お伝え出来た演奏会だったのではないかと自負しています。

                                                                             岡本都 記


F.ショパン: エチュード「革命」 Op.10-12 

「木枯らし」Op.25-11  pf. 重利和徳


F.ショパン: ポロネーズ「英雄」 Op.53 

pf. 藤田早苗


F.ショパン: 17のポーランドの歌 Op.74より「願い」「春」 

Sp.乙倉寧子 pf. 藤田早苗


V.ベッリーニ:オペラ「ノルマ」より「御覧なさい、ノルマよ」

Sp.桑原直美・片山恵理 pf. 鴨井敦子 


F.ショパン: 幻想曲雄 Op.49 

pf. 小川佳那子


F.ショパン: エチュード「別れの曲」 Op.10-3

Sp.畑山 かおり pf. 鴨井敦子


F.クープラン:王宮のコンセール第2番より「プレリュード」「アルマンド」他

Cemb.平井礼子 Fltr.天本由美 VdG.野口真紀


F.ショパン:ノクターン Op.9-2 子犬のワルツOp.64-1 

pf. 谷以知子


F.ショパン:17のポーランドの歌 Op.74より No.6,12,14

Br.山岸玲音 pf. 上杉智穂


F.ショパン: チェロソナタ Op.65より 第1.3楽章

Vc.三船文彰 pf. 大石邦子


W.A.モーツアルト:レクイエムより 第1曲 入祭唱 第2曲 あわれみの賛歌

指揮 佐々木英代

Sp  畑山 かおり 

合唱 ショパン没後170年記念合唱団


ナビゲーター 山岸玲音


脚本・演出:中山敬子  音楽監督・佐々木英代